育休を取る男性が増えてきていますが、実際は1~2週間程度のことがほとんどかと思います。
育休取得日数の最新データがみつけられなかったのですが、平成27年度だと、男性育休の約6割は「5日未満」だそうで^^;
そして83%が「1か月未満」でした。
→平成29年度はこちら(取得日数のデータはないようです)
出産前は、「一体いつ頃から落ち着くのか?」「私一人でもやっていけるのか?」というのが想像もつきませんでした。
夫が育休を取れることになったけれど、どのくらいの期間が良いか見当もつかず…
もちろん家庭によって事情が違うのでベストな期間というのはありませんが、子どもが生まれて1年半経った今、自分なりに考察してみようと思います。
目次
最低1か月は必要
里帰りなど親の援助がない場合、最低1か月は必要だと感じています。
産後1か月程度は体調不良が続きますし、この時期無理をすると体調不良が長引いたり、最悪の場合は大量出血して命を落とすこともあります><
この期間、妻は授乳以外はずっと横になっているくらいでちょうど良いです。
「私は(自分の妻は)退院してすぐから一人で家事育児できたよ?」
なんていう人がいるかもしれません。
でもそれは「生存者バイアス」っていうやつです。
たまたま無事だったから武勇伝を語れるのであって、表にならないだけで無事では済まなかった人もいるのです。
ですので、男性も妻の体が回復するまで最低1か月は育休を取り、家事育児に専念してもらえたら良いなと思います。
3か月くらいなら夫の立場的に取りやすい?
上記で「最低1か月」と書きましたが、個人的には3か月くらいは取れたら良いのではと思います。
一か月では体調が戻らない場合もありますし、赤ちゃんはまだ昼夜の区別がついていません。
赤ちゃんのお世話でまとまった睡眠がとれない期間が続いているので、夫婦二人体制で育児することで、睡眠を確保したいところです。
また、生後3週間から「魔の3週目」というのが始まります。
理由はないのに延々泣き続けるというもので、うちの子の場合は1か月半まで続きました。
この時期にワンオペになってしまうと、本当に食事もトイレもままならないので、大人が二人以上いないと精神的に参ってしまいそうに。
生後2か月は予防接種が始まるので、それも夫婦一緒に行けると良いですね^^
また、3か月の育休を取った夫に感想を聞いたところ「3か月でちょうどよかった」と言っていました。
それ以上休むと職場に戻りづらくなるとのこと。これはもちろん人や職場によると思いますが、一例として^^;
それに私も夫に振り回されてイライラすることが多かったので、これ以上は私も逆にストレスが多くなっていたかもしれません 笑
それから、赤ちゃんによるとは思いますが、うちの場合は生後3か月頃は一旦落ち着いていた時期でした。
2か月後半から夜はある程度まとまって寝てくれるようになりましたし、ハイローチェアに寝かせてユラユラしながらご飯を食べることもできました。
わけもわからず泣き続けることもなくなり、割と穏やかに過ごしていました。育児に慣れてきたのも大きいと思います。
以上から、3か月というのが一つの目安かなと思います^^
ただもちろん、3か月ではまだ昼夜の区別がつかない子も多いですし、もっと長く育休を取れるなら取った方が、妻も助かると思います。
6か月なら離乳食のことも学んでもらえる
3か月で一旦落ち着いていた我が子ですが、4か月頃からまた泣き続けることが多くなりました。
以降しばらく「1か月に一度、1週間くらい機嫌が悪い」というのが続きました^^;
赤ちゃんって、急激に成長する時に機嫌が悪くなることがあるようで。しばらく機嫌悪い日が続いてるなぁと思ったら何かできるようになったり、歯が生えてきたりとか。
生後3~4か月頃は首がすわり、抱っこがしやすくなる時期です^^
そして5か月頃から離乳食が始まります。
離乳食は10倍粥からスタートするのですが、この時もわからないことだらけ。
自治体の離乳食講座で教えてくれましたが、話を聞くのと実際にやってみるのは訳が違いました。
毎日離乳食本とにらめっこして格闘していましたね。
うちの子は割と何でもよく食べ、アレルギーもなかったので順調に進みました。
しかし、食べない子だったりアレルギーが出てしまうと大変です。
この時夫はすでに復職していたので、離乳食に関しては我関せずだったのですが、一緒に勉強してほしかったなーと思います。
なぜかって、子どもが思うように食べてくれなかった時に、「食材が大きすぎるんじゃないの?もっとこうして」とか口出ししてくるのにイラついたので 笑
こっちは何回も育児書読んで、色々考えながら作ってるんですけどー!
離乳食って育児の中でも特に負担が大きいものなので、ここまでは夫にもできるようになってほしかったですね。
また、生後6か月頃には赤ちゃんの腰がすわり、バンボ的なイスに座れるようになります。
(バンボは腰がすわっていなくても首がすわれば使えるそうですが、類似品だと腰がすわってからの商品も。)
バンボに座らせていると、これまでずっとねんねだった赤ちゃんの目線が変わり、ごきげんで座っていてくれるようになります^^
バンボに座らせている間にちょっとした家事もできますし、ここで寝かせるのはちょっとなぁという場所にバンボを置いて座らせることもできて、とっても重宝します^^
長時間座らせることはNGですが、だいぶ生活しやすくなります。
また、赤ちゃんの生活リズムも整ってくる時期なので、ママと赤ちゃんの二人きりでもそれほど苦労しなくなる時期かな?と思います。
もちろんその子によって違うので、一概には言えませんが><
ちなみに夜泣きが始まる時期でもあります。
夫が育休中ならもちろん、復職しても週に一回くらいは夜泣き対応を代わって、妻にまとまった睡眠を取らせてほしいです><
うちの子も6か月から夜泣きするようになり、1歳で夜間断乳するまで続きましたが、かなりキツかったです…!うちの夫は夜泣き対応を代わってくれたことがほとんどないので…。
特に夜間断乳を始めた時は、気が狂うかと思いました…
6か月~1年だと家計への負担が大きくなってくる
男性も育休中は給付金がもらえますが、6か月までは給料の67%。そして6か月以降は50%に減ります。
このタイミングが大きな目安になるかもしれませんね。
また、夫の仕事内容に関しても影響が大きくなるように思います。
うちの夫の場合は、3か月の休業だったので、部署異動はなく、仕事用のPC・携帯電話もそのままでした。
でももし1年に及ぶ場合は、仕事用のPCや携帯電話は返却、社内システムへのログイン不可、一時的に人事部へ異動となるようです。
私が以前働いていた会社でも、約1年の育休を取った人はみな人事部に異動となり、復職後にまた別の部署へ異動。産休前と同じ部署に戻り同じ仕事をしていた人は少なかったように記憶しています。(何年も前の話ですが…)
このあたりは会社によって全く異なる部分ではありますが、よく検討した方が良いですね><
ただ、経済面・職場ともに特に問題なく6か月~1年の育休を取れる場合、家族と充実した時間を過ごすという意味では、お金に換えられない貴重な時間だと思います^^
育児に落ち着く時期は「ない」
子どもが生まれるまで、「子育てがある程度落ち着いたら一人でも大丈夫かな」と思っていました。
でも正直、落ち着く時期は来ないですね^^;
一時的に「今平和だな~」と思う時期はあるのですが、子どもはすぐに成長し、次の課題がやってきます。
うちの子は今1歳半ですが、少なくとも1歳半までで「ワンオペでも問題ない」という時期はなかったです。
幼稚園に入っても、小学校に入っても、それぞれの時期ならではの大変なことはあるので、「子育てに落ち着く時期はない」と思っていた方がいいのかもしれません^^;
ですから、育休が終わってからも夫婦で協力して子育てしていける体制づくりが大切だなと痛感しています。
そしてその土台を作るためには、夫の育休が必要だなぁと。
大事なのは育休終了後の働き方
育休も大事ですが、育休が終わってからの生活も大事です。育休が終わったら妻のワンオペになってしまったら結局つらいです。
妻の負担が大きくなりすぎると、イライラして子どもに当たってしまうなど、子どもへしわ寄せがいく恐れが。
子どもが小さいうちは、最低でも定時上がりを目指してほしいものです。
我が家の場合、本当は時短にして17時頃には家にいてくれたら助かりますが、収入面を考えるとちょっと厳しい…
毎日定時上がりだと残業代が0円になるので、正直もそれも厳しい…けど、なるべく定時で帰ってきてほしいと思っています。
今は子どもが保育園に通い始めたので、私も余裕ができて一人でも平気になりましたが、保育園入園前で夫も毎日残業だった時期は相当キツかったです><
夫と良好な人間関係を作っていこうという意思もなくなりましたね 笑
ワンオペ育児は下手したら家庭崩壊の要因にもなるので、なるべく回避した方が良いと感じています。
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