夫が3か月の育休を取った感想。良かった点と悪かった点は?

夫の育休




私は里帰り出産をしませんでしたが、その代わり夫が3か月の育休を取得してくれました。

もちろん圧倒的にメリットばかりでしたが、正直良くなかった点もあります。

夫が育休を取ってくれて良かった点・悪かった点をまとめたいと思います^^

夫の育休 良かった点

夫の育休中は、良かった点がたくさんありました。

ワンオペ育児を回避できた

産後の体調不良、昼夜を問わない授乳で常に寝不足、母乳で体力を奪われてフラフラ。

こんな状況で、しかも慣れない育児を一人でこなすのは、体力的にも精神的にもかなりキツイです><

もし夫が育休を取らず、私が産後すぐから一人で育児することになっていたら…

初めての子育てでわからないことだらけ、不安でいっぱいの中、体力的にもキツイ。誰かに助けてほしくても誰にも助けてもらえない…

そんな状況では産後うつになっていたと思います。

ワンオペ育児は、産後うつや、それに伴う虐待のリスクも上昇すると思いましたね。ママに無理を強いることは最終的に子どもにしわ寄せがいきます。

しかし、夫の育休+実母の協力により、大変だけど育児を楽しむ余裕を持てたことがとても良かったです^^

 

育児の大変さを共有できた

育児の大変さって、当事者になって実際にやってみないとわからないです。

昼間仕事に行っていたら、家庭でどんなことが起こっているのか全くわかりません。

そうすると、夫側は「妻が育児が大変、家事をする時間がないとか言ってるけど、大したことないはずだ。俺の方が仕事で大変なんだ」などと言いかねません^^;

具体的に何がどう大変かを説明するのって簡単ではないんですよね。

育児はもちろん、それに付随して家事の量も増えます。頭の中は日々生活を回すことでいっぱい。

「何がどう大変なのかわかりやすく説明し、何かして欲しいなら明確に(しかも丁寧に)依頼する。やり方がわからない場合は教える」

なんていう余裕もありません><

わかってもらえなかったら、諦めちゃう…諦めちゃったらその先はどうなる?

良好な夫婦関係を維持するのは難しいと思います^^;

一緒に育児に取り組み、喜びも苦労も共有することで夫婦の絆を強くするんじゃないかなと。

生まれたばかりの赤ちゃんのお世話は、正直大人二人がかりでも大変でした。

例えば「オムツを替えている最中にウンチしてしまい、私のパジャマがウンチまみれになってしまった!!」なんてことがありました。

一人だったらイライラしてしまったかもしれません。でも誰かと一緒だったら、ワーキャー言いながらも笑い話になるんです^^

夫婦で育児に専念し、きちんと協力することができれば、その時間は一生の宝物になると確信しています。

 

夫の家事育児スキルが上がった

育休中、夫はおむつ替え、ミルクをあげる、お風呂等の育児スキルが身に付きました。

一方、家事は「できるけどやらない」「私のやり方がわからない」という状態からのスタートでした。

一人暮らしが長かったので基本的な家事はできるはずなのですが、夫婦二人生活で私が家事をほぼ100%担う時期が長かったので…

(本当は「私のやり方」ではなく、自分のやり方でいいから最初から最後まで責任もってやってほしい^^;)

だから、ゴミ出しですら毎日「今日は何のゴミ?」と聞かれていました。冷蔵庫にゴミ出しカレンダーが貼ってあるのに見ない。

ですが徐々に覚え、自ら家中のゴミを回収し、ゴミを捨てに行ってくれるようになりました。

また、子どもが生まれる前は「うんちのおむつ替えは無理」とか言ってたのですが、育休を取っているんだからやらないわけにはいきませんよね 笑。(育休じゃなくてもですが…)

この期間に、やりたくないことでもやってもらっておいて良かったなと思います。

仕事が忙しいと、やらない言い訳ができちゃいますからね。

 

夫も子どもとたくさん関わることができ、父親意識が高まった

子どもが生まれた日からいきなり「お父さん」になるって無理ですよね。

ちなみに「お母さん」だって一緒です。妊娠出産したからといって、いきなり母性があふれ出てくるわけではありません。

男性でも女性でも、子どもと接することによって徐々に父性や母性が育ってくるんじゃないかなと思います。

女性は子どもが生まれたらつきっきりでお世話しますから、母性が育つのも早いですが、男性は仕事をしていたら子どもと関わる時間がどうしても短くなります。

そうすると父親としての自覚も育ちにくいんじゃないかなーと。もちろん個人差はあると思いますが…

育休を取って子どもと一緒に過ごすことで、早い時期に父親としての自覚が出てきたのは大きなメリットでした。

あと、家事育児に対する当事者意識も出てきますね。これは本当に大事です。当事者意識がないといつまでも「お手伝い」気分で、主体的に動けません><

交代で自分の時間を持つことができた

赤ちゃんが生まれて最初の1か月半くらいはバタバタでしたが、その後少し余裕がでてきました。

そこからは、どちらかが赤ちゃんを見ている間、もう一方は出かけて気分転換できるようになりました^^

私は娘が生後2か月になる前から、夫に任せて一人で出かけたり、友人と食事することもできました。

「まだ赤ちゃん小さいのに旦那さん一人で見れるんだ?すごいね!」と言われたこともあります。

でも案外この時期の方が、「ママと離れるの嫌ー!!!」と泣き叫んだりしないので、一人で出かけやすいかも^^;
母乳の場合は長時間授乳しないと胸が張って大変ですが…

夫も時々一人で遊びに行っていました。

やっぱり1日中家にこもって家事育児しかしない生活を続けていると、ストレスがたまります。母親も父親も、一人の時間って大事だなと思いますね^^

 

無理なく育児をすることで、子どもにたくさん愛情を注げる

先ほど「ワンオペ育児を回避できる」のところでも触れましたが、余裕のない育児はうつや虐待につながり、そのしわ寄せは子どもに行ってしまいます。

逆に夫婦二人で無理なく育児をすることで、子どもをたっぷり可愛がる余裕が生まれます^^

ここが一番大事なんじゃないかと思っています。

小さい頃に親からたっぷり愛されることで自己肯定感が育まれ、「生まれてきて良かった」と思ってもらいたいです^^

夫の育休 悪かった点

夫に育休を取ってもらって良かった点はたくさんありますが、悪かった点もあります。

あくまでも自分のペース優先なのでイライラする

赤ちゃんが生まれたのに、夫は自分のペース優先のままでした。

沐浴の時間なのに自分の部屋にこもり、趣味に熱中して出てこない、とか=_=;

寝かしつけしている横で音声を出しながら動画を見るとか。

そういう時はかなりイライラしましたね^^;

夫の育休が終わる頃、「ようやく夫のペースに振り回されてイライラすることがなくなる…」とちょっとホッとした気持ちもありました 笑

夜勤を交代してくれることはなかった

昼間はもちろん、夜中も赤ちゃんのお世話があります。いわゆる「夜勤」。

他の方の体験談で、「旦那さんが育休を取って、夜のお世話も代わりにやってくれた」という話を耳にします。

私の入院中うちの夫も助産師さんに「たまには夜のお世話を代わって寝かせてあげてくださいね」と言われて、やる気になっていました。

ところが実際は…夜勤を代わると宣言しておきながらさっさと寝てしまったり、私がしんどくて「今日変わってほしい」とお願いしても、「準備が必要だから…」と断られたり。

(準備とは、夜勤をする日の昼間に十分寝ておくこと。私はもちろん準備などさせてもらったことはありません…)

結局一度も夜勤をすることなく育休を終えました=_=;

 

収入減

当然ですが、収入も減ります。

とは言っても育児休業給付金があります。しかも夫は子どもが生まれる直前にかなり残業していました。

給付金は給料の67%(180日目までの場合)ですが、その「基準となる給料」には残業代も含まれます。

そのため、

フルタイム勤務残業無しの月の給料 < 給付金

という事態になりました^^;

ただし、ボーナスは勤務した日数分しかもらえませんでした。(会社によると思います)

夫は3か月休業したので、半年の一度のボーナスは半額に。

もし普段から生活がギリギリで、貯金もほとんどない状態だったら、育休は取らない選択をしたと思います。

でも幸いそうではありませんでしたし、そもそも0歳の我が子と過ごす時間を後からお金で買うことはできません。

子どもが生まれてもほとんど関われず後悔したって、たとえ1億円積んだって、やり直すことはできないのです。

むしろ給付金をもらいながら我が子と過ごすことができるのですから、得はあっても損はないと思っています^^

収入減自体は良いことではないので「悪かった点」に入れましたが、実際は悪かったと思っていません。

 

こんな夫なら育休おすすめ

「男性育休を義務化してほしい」なんていう話も出ていますが、どんな男性でも育休を取った方がいいとは思いません。

育休を取ってもここぞとばかりに遊んでしまって家事も育児も全くしない。

むしろ「俺のご飯は?」とか言って妻の負担が増える場合も…

育休がおすすめなのはこんな男性だと思います。

家事を一通りできる

家事が全くできないと戦力としてはちょっと…

妊娠中に修行する気持ちがあるなら良いと思います。

もし家事ができない場合、教える妻は大変ですが、家事育児の修行期間としては良い機会になります。

この時にできるようにならなかったら、今後もずっと妻のワンオペになってしまう可能性が高いので><

あと大事なのが「主体的にできる」こと。いちいち言われないとやらないようでは、妻側もストレスになります><

育児に強い関心がある・子どもとの時間を大切にしたい

育児に関心があって、自分は育児をするんだという強い意志を持っての育休なら、ぜひ取得してほしいです^^

でも、実は仕事を休みたいだけの人もいたりして…

仕事は休んで家事育児全くしないのだったら、仕事に行ってお金を稼いできてほしいですね^^;

話し合うことができる

それまで夫婦二人平和に暮らしていたとしても、子どもが生まれると余裕がなくなり、ケンカもしがちに。

家事育児の分担で揉めることもあると思います。

そういう時にきちんと話し合えるのは大事だなーと。

人間なんだから話し合いができて当然だと思っていましたが、案外そうでもないのですね…

私たち夫婦はあまり話し合いができません。夫が苦手で、話し合おうとしても話をすり替えたり逃げてしまうことが多々。

夫に育休取ってもらって良かったですが、正直苦い思い出も多く、感謝ばかりではありません…
もしきちんと話し合うことができていれば、もっと良い時間を過ごすことができたんじゃないかと思います。

育休中に限らずですが^^;

 

育休終了後の生活も大事

男性が育休と取ること自体まだ難しい時代で、まずは取得することが第一関門。

育休中の過ごし方が第二関門。

ですが、大切なのは育休終了後。育休が終わったあとも育児はずっと続きます。

復職したあとに残業や出張が日常的になってしまったら結局ワンオペ育児になり、その結果が子どもへのしわ寄せとなる可能性も。

なので育休終了後も無理なく育児を続けられる体制を作っていくことが、第三関門だと思います。

復職後も夫婦で協力して家事育児を続けていくためには、夫にも当事者意識が必要です。

ところが、育休中に培った当事者意識を復職後も持ち続けるのって、難しいのかなと感じています。

私の夫は3か月で復職したため、子どもが生後3か月以降に必要な育児スキルは培われませんでした。

5か月ごろから離乳食が始まりますが、離乳食に関してはノータッチですね^^;
ダメ出しはしてくるけど作ってくれることはありません。(食べさせるのはやってくれます)

子どもはどんどん発達していき、この時期にはこういう遊びをしてあげるといいとか、日々新たな課題が生まれます。

育休終了後も育児に対する当事者意識を持ち続け、離乳食やその他のことにも関心を持ってほしかったなと思います。

夫の育休体験談はこちら
【夫の育休体験談①】実母・夫・私の3人体制でバッチリのはずが…

【夫の育休体験談②】夫が家事育児をしっかりやってくれるようになるまで。

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ABOUTこの記事をかいた人

海(うみ・30代後半)です。3年間の不妊治療を経てようやく第一子妊娠…!しかし喜ぶ間もなく「つわり」でかなり苦しみました…。 つわり体験談やつわりを少しでも軽く方法の他、帝王切開体験談、夫の育休(3か月)体験談などを書いています。 →詳しいプロフィールはこちら