夫が育休を取るメリット。育休は「夫自身のため」にあり。

育休中のパパ




私はもともと体が丈夫ではなく、妊娠初期のつわりもかなり酷かったです。2か月寝込みました。

当時お世話になっていた漢方薬局の先生に、「産後は今以上に大変になる。里帰りした方が良いのではないか。できないなら産後に備えてしっかり準備した方が良い」と言われたことにより、夫の育休は絶対に必要だと考えました。

(私の場合は産後よりつわりの方がキツかったですよ…)

最初は「私を助けてほしい」という気持ちでしたが、実際に3か月の育休を取得して一緒に育児しているうちに、考えが変わりました。

育休は妻のためのものというより、夫自身のためのものだなぁと。(というか、そうであってほしい)

夫が育休を取るメリットを挙げてみます。

 

夫が育休を取るメリット

0歳の我が子との貴重な時間をともに過ごせる

赤ちゃんが生まれたら、あっという間に新生児を卒業し、どんどん大きくなります。気づけば赤ちゃんから幼児に成長しています。

父親となったスタート地点から育児参加し、生まれたばかりの我が子と過ごせる時間はとても貴重。

その時期に一緒に過ごせないのは、むしろ父親としての権利を奪われているのではないかとさえ思います><

妻と同等の育児スキルを身につけられる

第一子の場合、赤ちゃんが生まれた瞬間は、夫はもちろん妻だって育児スキルゼロの状態です。

しかし妻は24時間体制での赤ちゃんのお世話が始まり、どんどん育児スキルを身につけていきます。

私の入院中、夫は面会時間ほぼずっと病室にいたのでオムツ替えなどお願いしましたが、夫が家にいる間も私はずっと赤ちゃんのお世話をしていました。

それだけでも育児スキルに差ができるんですよね^^;

まるで私だけ「精神と時の部屋」に入っているようでした。
※ドラゴンボールネタ。わからない方すみません…

帝王切開の傷が痛む中、深夜に泣き続ける赤ちゃんを抱っこして途方に暮れていた時間は、まるで修行…

赤ちゃんが生まれて間もない頃に夫が育児参加する機会を奪われると、妻との育児スキルの差はどんどん広がってしまいます。

そうすると将来的に「自分にはできない。子どもはやっぱりママがいい。」とか言って、妻のワンオペになってしまう可能性も。

赤ちゃんの誕生と同時に、夫婦は「親」として誕生し、ゼロから経験を積んでいきます。

男性育休は夫婦一緒に経験を積む良い機会だと感じます。

早期に父親としての自覚を持てる

親としての自覚は子どもが生まれた瞬間から芽生えるのではなく、子どもと一緒の時を過ごすことにより徐々に育っていくものだなぁと思います。

だから、生まれた時から育児参加することで、早期に父親としての自覚を持てるのではないかと^^

というか、そうでないと蚊帳の外になってしまい、育児は自分と無関係と思いがちな気も?

我が家の場合は、最初に私の実母が手伝いに来てくれていたため、夫がそういう風に感じていた節があります。

夫婦関係が良好になる

赤ちゃんが生まれて間もないこの時期に妻と協力して子育てすることで、戦友のような関係になり、以降の家族関係も良好になる…チャンスです。笑

必ずそうなるとは限りませんが…=_=;

「同じ目標に向かってともに頑張る」と絆が強くなりますよね^^

夫婦二人の生活だと、共通の仕事や趣味がない限りそういう機会が少ないですが、子どもが生まれた時は絶好のチャンスだと思います^^

しかし、この時期に自分勝手にいつまでも独身気分でいると、以後の夫婦関係は冷めてしまうと思いますね…

「子どもが生まれたら妻が変わった」と嘆く人がいますが、子どもが生まれたのに変わらない方がおかしい^^;

「所詮俺はATM扱い」なんて言う人もいますが、それは自分で招いているんじゃないのかなぁ…。

お金を稼ぐだけで他は一切何もせず、夫が家にいる時はかえって忙しくなるようなら、いない方がいいってなっちゃう^^;;;

今の時代ATMを必要としない女性も多いので、離婚リスクも上昇してしまいます><

 

男性が育休を取るデメリットはあるのか?

男性が育休を取る上でネックになるのは、やはり職場の理解でしょうか。

取得自体が難しい。出世コースから外される。復職後に不遇の扱いをされる。

残念ながら耳にする話ですよね。

でも、なんとなく「育休を取ったら出世コースから外されるのではないか、窓際族(死語?)にされるのではないか」と恐れているだけの可能性もあります。

そもそも育休は、女性だけでなく男性にも権利があります。

「育休を取りたいけど、自分の周りで聞いたことがないし、うちの会社ではきっと無理だ」と思っていても、上司に相談してみたら案外取れる可能性もあるのではないかと。

それに今は終身雇用の時代ではなくなりましたし、働き手不足の時代です。

人生のライフステージによって働く場所や働き方を変えるのもアリなのかなと思っています。

ただ、妻が専業主婦の場合、子どもが生まれたタイミングで夫も仕事を辞めるというのは、よく考えた方がいいかも!!

というのも、会社に籍を置いたまま育休を取るのと、会社を辞めてしまうのでは、経済的負担が全く違うからです。

会社を辞めたら育児休業給付金がもらえないだけでなく、国民年金や国民健康保険の支払いが発生します。それも、夫婦二人分!

この負担がとても大きいので、ご存じなかった方はどうか覚えておいてください><

あ、ちなみにうちの夫の場合、復職後は異動になりましたが、以前よりやりがいのある仕事をしているようです^^

 

育休は夫自身のためと思って取って欲しい

夫が育休を取って家事育児に参加してくれたら、妻は助かります。

でも夫には「妻のため」ではなく、自分のためにとってほしいなーと思っています。

夫自身が我が子と一緒の時間を過ごすためと思ってくれていたら、育休期間中はより充実したものになるのではないかと^^

それに、夫婦そろって育児をすることで、子どもが巣立ったあとも夫婦仲良く暮らせる土台作りができると思います。

女性は妊娠中や産後の恨みを忘れないと言いますし。笑
そのかわり、その時期に助けてくれた恩も忘れないと言います。

男性が育休を取るには様々なハードルがありますが(職場の理解、経済面)、お金に換えられない宝物が手に入ると思いますよ!^^

ただ、妻の方が「育休を取るより働いてお金を稼いでほしい」と思っているケースもあります。

夫婦でよく相談することが大事ですね^^

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ABOUTこの記事をかいた人

海(うみ・30代後半)です。3年間の不妊治療を経てようやく第一子妊娠…!しかし喜ぶ間もなく「つわり」でかなり苦しみました…。 つわり体験談やつわりを少しでも軽く方法の他、帝王切開体験談、夫の育休(3か月)体験談などを書いています。 →詳しいプロフィールはこちら