里帰り出産をしないため、夫に3か月育休を取ってもらいました。
産後退院してからしばらくは、私の母と夫と3人態勢での育児。
退院から実母が帰るまでの生活がどのようなものだったかご紹介します。
母・夫・私の役割分担
母は退院の翌日から2週間ほど滞在して、家事や育児を手伝ってくれました。
(退院当日から来てもらえば良かった…→退院日の大変だった話。)
役割分担は、
夫:赤ちゃんのミルク(作って飲ませる+哺乳瓶の洗浄消毒)、おむつ替え、沐浴
私:赤ちゃんのお世話全般(授乳、おむつ替え、沐浴補助)
※この時期は母乳だけでは足りず、毎回母乳のあとにミルクを足していました。
母の存在がめちゃめちゃありがたかったですね。
私も夫も慣れない育児でテンパっている中、子育て経験者がいると頼りになりました。
赤ちゃんが泣き止まない時に抱っこしてくれたり、ミルクを飲んだあとなかなかゲップしない時に代わってくれたり。
赤ちゃんがずっと泣いていて自分がご飯も食べられない時は、母が抱っこしてくれて、その間に私が食べたり。
しかも毎食ご飯を作ってくれる…!!><
食事の心配をしなくていいのは、かなり重要でした。
私一人では完全に無理だったのはもちろん、夫と二人でも厳しかったと思います。
新生児育児・一日の流れ
この時期の赤ちゃんはまだ3時間おきに授乳が必要です。
私はリビングに布団を敷いて、赤ちゃんと一緒になるべく1日中横になるように…したかったのですが、「赤ちゃんが寝たから寝るぞー!」と言ってすぐに寝られるわけでもなく。
夜勤などで「昼間でも寝るべき時は寝る」という訓練をしていない限り、眠くもないのに昼間に寝ようと思って寝るのはできないそうです。
しかも、やたらお客さんが来るので、ゆっくり寝ていられる日があまりありませんでしたT-T
それから、授乳には時間がかかります。
一般的には2~30分だと思いますが、うちの子は一回の授乳で4~50分かかりました。
授乳時刻になったらまずオムツ替えをし、母乳をあげ、そのあとミルクを飲ませ、げっぷをさせる。
しかも、ウンチがおむつから漏れてしまう・ミルクを吐き戻してしまうなどのトラブル多発。
一連の流れに1時間半くらいかかってしまうこともありました。
ちなみに「3時間おきの授乳」というのは、「授乳開始から3時間後に次の授乳」という意味です。
そのため、授乳が終わってから次の授乳まで1時間半~2時間くらいしかありませんでした。
そして16時ごろに沐浴をします。
私はまだまだ体調が戻らないので、沐浴自体は夫にお任せ。(手が大きく力のある男性の方が沐浴に向いています)
私は沐浴の準備(バスタブを洗ったりタオルを用意するなど)や、バスタオルでキャッチして、服を着せる係でした。
そんなこんなで、一日中赤ちゃんのお世話をしているだけで終わります。
夕方以降は「泣き」の時間。特に理由がなくても2時間くらい泣き続けたりしたので、その間は母と交代でずっと抱っこです。
赤ちゃんと私はずっとリビングにいますが、22時ごろには母が、0時頃には夫が寝室にいくので、そこからは私一人で赤ちゃんの面倒を見ます。
夜中ももちろん、3時間おきに授乳してミルクも飲ませます。
朝になったら母と夫が起きてきて、また1日の始まり。落ち着いているタイミングで少し横になったりしますが、睡眠不足を解消できるほどの休息は取れなかったですね。
母がいることで夫の意識は低め…
この期間、私は赤ちゃんのお世話をしつつ、合間に体を休めていました。
母は家事全般のほか、赤ちゃんを抱っこしたり、お世話を手伝ってくれましたが、案外暇そうでした^^;
では夫は何をしていたのか…
夫にはミルク係をお願いしていました。母乳のあとにミルクをあげるので、タイミングを見計らって作って欲しかったんですよね。
でも夫はいつもそばにいてくれるわけではなく、「今母乳をあげてるから終わったらミルクお願いね」と言っても、「何分後?」と聞いてきます。
赤ちゃん次第なので、何分後か聞かれても困る…
ミルクをつくったり飲ませたり、げっぷさせ、哺乳瓶の洗浄や消毒はやってくれていました。
でも自分の役目が終わったらすぐ自分の部屋にこもり、趣味に熱中していました。。。。。
趣味の状況によっては、ミルクをお願いしても嫌そうな態度を取るので、だんだんお願いするのも嫌になってきてしまうんですよね。
それを見かねた母が、タイミングを見計らってミルクを作ってくれるようになりました。
やっぱり女性の方が「察する能力」があるんだなと感じますね。
私が授乳している時、左右変えるタイミングで赤ちゃんに「反対ね~」と声をかけます。母はそれを聞いてミルクの用意を始め、母乳をあげおわったらすぐにミルクをあげられるよう準備してくれました。
沐浴も16時ごろにしたいのに、夫が趣味に夢中になって部屋から出てこないので、私と母で入れることもありました。
赤ちゃんのペースを優先してほしいのに、夫はずっと自分のペース優先だったのが、イライラしましたね。。。
あと、めっちゃ寝てました- -;
私はまともに睡眠をとれていないのに、夫が「寝すぎて眠い」と言った時には相当ムカつきましたね。。。
最初こそ育児に対するモチベーションはあったと思いますが、母がいることにより、夫の意識は完全に下がってしまいました。
後半はもう、「母が帰ってから頑張ればいいや」と諦めていたように感じます。
夫の育休1か月目 まとめ
母がいたので、家事や育児の手は十分に足りていたのですが、その分夫の父親としての意識が育ちませんでした。
母に来てもらっていなかったらどうなっていたことか…と思う一方で、それならそれで夫も最初から家事育児を「自分事」として捉え、頑張ってくれたかもしれません。
今思うのは、出産前に「赤ちゃんのいる生活」がどんなものか、リアルに知ることができたら夫婦ともに良かったなーと。
夫も私も甥や姪はいないですし、友達の子供が小さいうちに関わることもありませんでした。今って自分の子どもが生まれるまで「育児とはどんなものか?」を知る機会がない人が多いですよね。
そのこと自体が育児のハードルを上げているように思います。何も知らず手探り状態で育児を始めるわけですからね。
特に女性は、知識があろうとなかろうと「やるしかない」状況になりますが、男性は逃げることができちゃいます。
育児や家事を妻や母親任せにして、逃げてしまう男性。本人にとってその時は良いかもしれませんが、それって単に自分の立場を悪くしているだけだと思いますね。
逆に、子どもが小さい時に協力して頑張ることで夫婦は戦友となり、将来はもっともっと幸せなものになるんじゃないかなと思います。
だからこれはチャンスと思って、世のパパたちにも育児や家事に積極的に関わって欲しいです^^
その時の頑張りは絶対に将来自分にかえってきますから。
母が帰ってから、夫の行動がどう変わったのかは次の記事に。
⇒【夫の育休体験談②】夫が家事育児をしっかりやってくれるようになるまで。
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