つわりは、私のこれまでの人生で最もつらい経験でした。
人とやりとりすることすらツライ状況だったので、誰かと交流することは少なかったのですが、その少ないやりとりの中でも「言われて嬉しかった言葉」と、逆に「辛かった言葉」がありました。
特に言われて辛かった言葉は一生忘れないかも 笑。
目次
言われて嬉しかった言葉
「大変だね、頑張ってね。」
つわり中は病院以外で外に出ることができなかったのですが、隣の家のおじいさんが私の姿を見かけないことを気にかけてくれていたようで。
夫が外でたまたま会った時に「奥さんどうしたの?」と聞かれ、つわりで体調が悪いという話をしたらしいのです。
そしてその数日後、病院に行くため外に出た時にバッタリ会い、その時に言われたのがこの言葉でした。
「大変だね、頑張ってね。」
すごくシンプルな言葉なのですが、私はその言葉で涙が出てきました。
友人等に「妊娠してつわりがかなりツライ」という話をしても、
「おめでとう!」
「つわりはツライけど、赤ちゃんのために頑張ってね!」
「お腹に赤ちゃんがいるだけで幸せな気持ちになるよね!」
というような言葉がほとんどで、気持ちは赤ちゃんに向かっています。
つわりピークの妊娠初期は、まだ胎動がないどころかお腹も出ていないので、「お腹に赤ちゃんがいる」という実感は全くありませんでした。
それでもつわりの症状は強烈で、生きているだけで精一杯の日々。
何かとんでもない病気にかかってしまったような感覚だったので、「おめでとう」とか「赤ちゃんができて幸せ」なんて言われても、全くピンときませんでした。。。
一方この時のおじいさんは「おめでとう」と言うわけでもなく、ただ私の体を気遣ってくれたことが嬉しかったです><
言われてつらかった言葉
「産後はもっと大変」
なんとか少しでもつわりをラクにできないかと思い、これまでお世話になっていた漢方薬局に電話した時のことでした。
電話で話すだけでもしんどいので、すぐに私の症状を伝えて、効きそうな薬を送ってもらいたかったのですが…。
その前にまず、今どんなものを食べているかというのを聞かれ、果物やクラッカーぐらいしか食べられていないことを話すと、「食べたもので赤ちゃんが作られている(だからもっとちゃんと食べられるようにならないと)」云々という話に。
そして一番つらかった一言が「今は自分のことだけだからいいけれど、産後はもっと大変」という言葉でした。
さらにその後も続く、産後の生活についてのアドバイス。。。
今すぐにでも何とかしてほしくて、藁にもすがる思いで連絡したのに、つわりを和らげる薬や方法の前にいきなりそんなことを言われ、絶望的な気持ちになりましたね…。
電話を切ったあとは、怒りすら覚えました。
まぁ、その色々なアドバイスは確かに参考にはなったのですけれど。。。
産後の方がもっと大変かどうかはまだ経験していないのでわかりませんが、「出産や産後の新生児育児よりもつわりの方がつらい」という方もいます。
「産後はもっと大変」と言い切ってしまうあたり、多くの人から相談を受けているはずの漢方薬局の先生でも、つわりが本当にツライ人の気持ちはわからないんだなーと悲しくなりました。。。
「ずっと続くわけじゃないから辛抱するしかないね。」
これは実母からの言葉。
遠く離れて暮らしているし、電話ではなくLINEでやり取りしていたので、私のつわりがどれだけ酷いか伝わっていなかったとは思うのですが。
私「つわりで気持ち悪すぎて死にそう」
母「ずっと続くわけじゃないから辛抱するしかないね。」
…ちょっとぐらい心配してよ><
この時はまだつわりが始まったばかりだったので、一般的につわりが落ち着くと言われる安定期は遥か遠くに感じていましたし、つわりは出産まで続く人がいるのも知っています。
「もし自分もそうなったらとても耐えられない」と不安な中だったので、余計つらかったですねー。
つわりが終わったあとですが、父方の祖母に「自分もつわりが酷くて出産まで続いた。つらいよね、大丈夫?」という寄り添った言葉をかけてもらえた時は嬉しかったです。
でももしつわり中に、祖母のつわりが出産まで続いたことを知っていたら、「自分にも遺伝しているのでは」と恐怖だったかも^^;
「痩せてちょうど良かったんじゃない?」
こちらも実母の言葉。
つわりで4kg痩せたと言うと、「最近ちょっと太ってたから、痩せてちょうど良かったんじゃない?お母さんも痩せたい」
無神経な母です…。
あまりにも腹が立って、その後しばらく連絡しませんでした^^;
私自身も妊娠前は「つわりで痩せるかな」なんて思っていましたが、つわりで食べられなくて痩せることを完全に甘く見ていましたね。。。
こんなにしんどいことだったとは。
自分が体験していないことがわからないのは仕方のないことかもしれませんけどね。
夫の理解には感謝
私の場合、つわり中に人から何か言われて嫌だなと感じたのがせいぜいこの程度だったのは幸いに思います。
会社勤めではないので、上司や同僚から何かを言われることもなかったです。
そして夫の理解もあり、かなり面倒を見てもらいました><
1日に何回も吐いて苦しんでいるところを、夫は目の前で見ていましたからね^^;
でも旦那さんの理解が得られず「家事をさぼるなんて」とか「本当にそんなに具合悪いの?仮病なんじゃ?」みたいに言われる方もいるそうで…。
身近な人や家族にそんなこと言われたらツラすぎますね><
つわり中・妊娠中に言われたことやしてくれたことは、良いこと悪いことに関わらず、この先ずっと忘れないかもなーなんて思います。
海さん、お久しぶりです。
ブログ、ずっと読んでいましたが、コメントは久しぶりになってしまいました。
つわり、おつらいでしょうけれど、赤ちゃんが順調そうで何よりです。
この記事を読んで、妊活に限らず、シンプルな言葉で気持ちを伝えるのがいいのかなと思いました。
私も今まで余計なこと言っちゃってないかなと心配にもなりました(^^;
めぐみさん、こんばんは!
ブログ読んでくださっていたのですね^^
コメントもありがとうございます♪
かなり前にさかのぼって書いているので、今はもうつわりはなく(後期つわりはありますが)、元気に過ごしています^^
私も多分、今まで相当余計なことたくさん言ってきたと思います><
結婚とか妊娠とかデリケートですし、妊活や不妊治療に至ってはさらに難しいですよね。
大病を患っている人、流産や死産とかも…。
めぐみさんのおっしゃる通り、多くは語らずにシンプルに気持ちを伝えるのが一番良いのかもしれないですね^^